「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」
2016-2017版 / 滝澤みなみ
これはいわゆる参考書、テキストになるのですが、読み物、つまりは「本」として紹介しますね。
僕が愛知県に移り住み始めたころは、働いて、帰宅して、ご飯食べて、寝て、起きて、ご飯食べて、出勤して、休みの日は街に出て飲みに行って…ってな感じで過ごしていて、繰り返される毎日に、「このままじゃマズイな…。」と漠然と思うようになりました。
自分自身が成長する機会がなにもないのです。
そこで、時間もたくさんあるし、せっかくだから何か資格を取ろうと思い、難易度が低いと言われているFP(ファイナンシャルプランナー)の3級を受験する事にしました。
ちなみにどのぐらい難易度が低いかというと、2016年度のデータによれば、合格率は3級で約70%、2級で約20%、1級で約10%です。
国家資格としては取得しやすい資格だと思います。
試験日に入れていた休みを会社都合で変更させられた時はテンション下がりまくりで、もうやる気も湧かず、一時あきらめていたのですが、なんとかふんばって、数ヵ月後の試験でどうにかこうにか合格しました。
でも、僕が本当によかったと思うのは、合格した事ではなくて、一定の知識が身に着いた事だと思っています。
そもそも、ファイナンシャルプランナーというのは「お金の専門家」であって、生活をしていく上でのお金に関する知識というものは、資格があろうが無かろうが、普通にあった方がいいと思います。
つまりは、このテキストを一冊もっているだけで、お金に関する知識を得る事ができるという事です。
3級の試験には6つのカテゴリーがあり、このテキストでもちゃんと6つのカテゴリーの解説があります。
1.ライフプランニングと資金計画(計画や社保・年金など)
2.リスクマネジメント(生命・損害保険など)
3.金融資産運用(株や信託などの投資に関する事)
4.タックスプランニング(税金に関する事)
5.不動産(土地の購入や運用、税金など)
6.相続・事業承継(遺産相続、税金など)
3級の場合、本当に入り口に当たる基礎知識になりますが、どれも、普通に生活していると関わってくる事だと思いますので、知っておいた方がいい知識ばかりです。
労災、傷病手当、住宅ローン、年金、医療費控除、後期高齢者医療制度、債権、株、利回り、固定資産税、遺言、相続人の範囲、贈与税相続税などなど、本当に沢山の事を学べますよ。
2級に関しては、今のところ受ける予定はありませんが、知識として持っておいても損はないと思うので、本は手元に置いておくと思います。
この国ではお金に関する知識は自分でなんとかしなければなりません。
その第一歩として、この本をおすすめします。