たいらじゅんが日記を書くってよ

日記・備忘録、的な。

2020年5月10日(日) 尻を痛めたブライアン・メイとリック・ルードの名人芸

 

昨日、あのQUEENのギタリスト、ブライアン・メイが庭弄りの最中にお尻の筋肉を切ってしまう怪我を負ってしまったというニュースをみた。

介助がないと動けない状態らしいので、本当はネタにするようなものではないかもしれないけど、本人はいたって元気っぽいので、今回も遠慮なく書いておく。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

お尻を痛めると言えば、忘れてはならない人物がいる…。

 

リック・ルード

 

もしかしたら彼は世界を作り上げた人物なのかもしれない。海に陸地を作り、そこに人間を住まわせ、季節を創造し、あらゆる生命体に命を吹き込んだ。そういう人なのだ。いや、神だ。彼こそGODなのだ。

 

俺は、リック・ルードになりたかった。俺こそがリック・ルードだと名乗りたかった。

例えば、通りを歩いているときにみかける「ここから進入してはいけません」と、ピンと張られた鎖。

もちろんリック・ルードになりたかった俺は、体育の授業の高飛びの要領でジャンプし、真剣な顔でその鎖に股間を痛打した。いや、、、できなかった。

またある時は、道路工事の周辺に立っているカラーコーン。真剣な顔で椅子だと勘違いして、そのカラーコーンに腰をかけた。いや、、、できなかった。

あんなにリック・ルードになりたくても、どんなにリック・ルードと名乗りたくても周囲から奇怪な目で見られるのは耐えられない。

アドラーの「嫌われる勇気」、そして箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」を何度読んでも、心の中から完全に羞恥心を拭い去ることが出来なかった。

 

俺は、自分に絶望した。どんなに望んでもリック・ルードになることは出来ない。どんなに切望しても、リック・ルードと名乗ることはできないのだ。・・・と。

 

そんな時、同士が現れる。

彼は、自分がリック・ルードになれないことを悟り、そのかわりに、永遠にリック・ルードの神の業の動画をtwitterにアップし続けているのだ。

 

twitter.com

 

 

きっと彼は心の中でこう叫んでいるに違いない。

「俺こそがリック・ルードだ!」と。

いや、違う。

「俺こそが股間痛打の神リック・ルードの化身なのだ!」と。

 

俺も言いたい、空に向かって叫びたい

「俺こそが股間痛打の神リック・ルードの化身なのだ!」と。

 

 

それなのに、ある日、友人が信じられない言葉を発した。あまりに突拍子のないことを言うので、脳汁が垂れるぐらい耳の穴をかっぽじってもう一度よく聞いてみた。

間違いない。彼はこう言った。

リック・ルード?だれそれ?」

全知全能万物の神であるリック・ルードを知らないとは…。

いや、股間痛打の神リック・ルードを知らないとは…。

くっ!この異教徒め!

 

あぁ、そうかい…。わかったよ…。見せてやるさ!

目ん玉破裂するぐらいしっかりと目を見開いて、とくと見よ!

これがリック・ルードの神の業だ!

 

 

 

 

 

 

今回は5選で勘弁しておこう。

わかったな?これが神「リック・ルード」なのだ。

けっしてお漏らしをしそうな人ではない。

あれだ。あの姿こそがリック・ルードなのだ!

今度会ったときに「リック・ルード?DARESORE?」なんて言ったらぶっとばすぞコノヤロー!

 

いいか、アトミックドロップを受けるときはしっかり両足を高く上げバタつかせるんだ!そして、敵の膝の上に全体重をかけろ!そしてあのWalkだ。忘れるなよ。

奇跡は起きるものじゃない、奇跡はおこすものだ!アトミックドロップをくらう日はいつか必ずやってくる。I Believe!信じるんだ!

 

じゃあな。異教徒よ。

今度会ったときに、お前がリック・ルードになっている事を楽しみにしてるよ。

 

 

おわり

 

ja.wikipedia.org

 

2020年5月9日(土) 読書「桜の下で待っている」感想

いい作品に出会えた。

コンビニでなんとなく手に取った本。

「桜の下で待っている(彩瀬まる 著書)」

本との素敵な出会。

たまにそういうのってあるんだよね。

 

www.kinokuniya.co.jp

 

あらすじ『面倒だけれど愛おしい「ふるさと」をめぐる感動作』

郡山、仙台、花巻…桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行く先で待つものはー。

実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪(うしな)うこと…複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いをあざやかな筆致で描く。注目の気鋭作家が丁寧に紡いだ、心のひだの奥底まで沁みこんでくる「はじまり」の物語。

 

 

この本は五つの短編で構成されていて、その全てに花の名がタイトルに盛り込まれている。

 

1.モッコウバラのワンピース

2.からたち香る

3.菜の花の家

4.ハクモレンが砕けるとき

5.桜の下で待っている

 

おもしろいのは “ふるさと” がテーマにはなっているが、それぞれのストーリーでその定義が違う。

本書の解説から引用するが、まず、1つ目の「モッコウバラのワンピース」は、大切な人がいる場所。2つ目の「からたち香る」は、愛する人のふるさと。3つ目の「菜の花の家」は、生まれ育った場所(つまり、一般的に言う“ふるさと”)。4つ目の「ハクモレンが砕けるとき」は、血の繋がりのある人がいる場所。5つ目の「桜の下で待っている」は、持てなかったふるさと。

 

個人的には、「モッコウバラのワンピース」と「桜の下で待っている」が好きな話だった。

モッコウバラのワンピース」

東京で暮らす主人公「智也」には、宇都宮で暮らす祖母がいる。月2回の病院の診察や、重量のある買い物の付き添いに母が行けない日には、智也が付き添うことになっていた。

祖母は夫を亡くしているが、ある日、旅の途中で出会った男性と恋に落ち、家族・親族の大反対を押し切り、その男性と暮らすため宇都宮へ移り住む。しかし、そんな生活は長くは続かず、その男性も事故死してしまい、祖母は今、宇都宮で一人暮らす。

そして智也は、付き合っている彼女のある発言がきっかけで、どことなく沈んだ気持ちを抱き、スッキリしない感情が心に蔓延っていた。

智也と祖母の二日間を描いたお話。

 

「桜の下で待っている」

両親の離婚によって離別してしまった姉と弟。そんな環境で育ったせいか、弟は現在お付き合いをしている彼女との結婚に前向きな感情になれないことを姉に相談する。

過去の記憶を手繰り寄せた瞬間に訪れた気付き。

それぞれの心の奥底に刺さっていた棘はいつのまにか消え去り、深まる夜に新しい季節の訪れを感じる物語。

このお話はおもしろことに、他の物語では登場していた桜は既に散っていて、変わりにライトアップされた東京タワーがシンボルとして登場する。

 

 

この本は、全体的にハラハラする展開もなければ、ドラマティックな展開もない。映画やドラマや漫画のようなエンターテイメント要素は無く、たんたんとした日常を描いているので、エンタメ性を望む(好む)人には向いていないと言える。

エンタメ要素が無いとはいえ、言葉の表現力が秀逸で、例えば、緑が眩しい山々の表現、コーヒーを飲み込むときの表現、花の散る瞬間、服装や髪型、感情表現、心が動いた瞬間、それらがとても素敵な世界観となって話を彩り、常に心を潤わせて読み進めることができる。

 

柔らかで暖かな、そんな1冊だった。

 


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2020年5月6日(水) ヒロインの断末魔「たいらじゅんさんー!」

 

僕が高校生のころ「弟切草(おとぎりそう)」というスーパーファミコンのゲームがあった。プレイヤーはキャラクターを操作することなく、ひたすらにテキストを読み続け、分岐点で出現する選択肢を選んで物語を読み進めるだけのゲームだった。

ようするに、ゲーム機で読む小説。

小説に画像とサウンドの演出を盛り込んだ「サウンドノベル」という新しいジャンルを確立したゲームだ。

さらに、選択によって変化する物語(マルチエンディング)、クリアするたびに新な展開が解放されるという、今ではよくみるシステムだが、当時は画期的なシステムであり、多くのプレイヤーが衝撃を受けた。

 

弟切草について詳しくは↓

w.atwiki.jp

 

当時の僕は、純真で純粋で無垢でウブで慈悲深く愛に溢れ勤勉で勤倹で精励で喫煙をする愛に愛されたハイスクールボーイだったのですが、弟切草のバッドエンドのラストシーンがずっと記憶に残っている。

 

この弟切草に登場するヒロインの名前は「奈美」で固定されている。そしてその彼氏である主人公のプレイヤーは名前を自由に入力することができる。

純真で純粋で無垢でウブで慈悲深く愛に溢れ勤勉で勤倹で精励で喫煙をする愛に愛されたハイスクールボーイの僕は、素直にアイムソーリーと前口上を述べ、「たいらじゅん」と名前をフルネームで入力した。するとどうなったか…

 

失敗した。めんどくさいことになった。

ヒロインの奈美が僕に声をかけるたびに、ご丁寧にも「たいらじゅんさん」とフルネームで呼びかけてくるのだ。

「たいらじゅんさん、ブレーキ!」「あ・・・ゴメン。たいらじゅんさんの顔、ひからびたミイラみたいに見えたの」「ねぇ、たいらじゅんさん。私おなかが空いちゃった」「隠してたんじゃない!たいらじゅんさんにそんなこと隠したりしないっ!」

なんかうざい。

おかげでうまく感情移入ができないまま物語を進めることになった。

そして向かえるバッドエンド。

燃え盛る建物から奈美を救出し脱出に成功したたいらじゅんだっただが、実は救出したのは奈美ではなく、その奈美の命を狙う双子の姉「ナオミ」だったことが判明する。

そして、崩れ落ちる建物の中からヒロイン「奈美」の断末魔が響く!

 

「たいらじゅんさんー!」

 

「さーん!」ではなく「さんー!」ときた。

僕だけがそう思うのかもしれないけど、伸ばすところが少しおかしくないか?

「んー」と伸ばすのは極めて斬新だ。

確か、仮面ライダースーパ1の主題歌も「♪かめーんライダースーパーワンー」と、「ワーン」じゃなくて「ワンー」と伸ばしていたな。…どうでもいい話だけど。

死ぬ間際にフルネームで叫ばれてもねぇ…。でもね…

 

 

なんか好き♡

 

 

折角なので、他の名前にしてみよう。こんなことに芸能人の名前を使うのは、あまり良くないことなのかもしれないが、やってみる。

 

建物が炎で崩れ落ちました!ハイ!

小栗旬さんー!」

 

建物が炎で崩れ落ちました!ハイ!

梅沢富美男さんー!」

 

建物が炎で崩れ落ちました!ハイ!

「遠山の金さんー!」

 

建物が炎で崩れ落ちました!ハイ!

「いち、にの、さんー!」

 

くだらない。

では、僕「たいらじゅん」を他の場面に当ててみよう。()内は元の言葉、または元ネタだ。

 

・いでよ!たいらじゅん!(シェンロン)

・鬼滅のたいらじゅん(刃)

・た~い~ら~じゅ~…んー!!(かめはめ波
・新日本たいらじゅん(プロレス)

・ぼくは明日、昨日のきみとたいらじゅん(デートする)

・たいらじゅん2(エイリアン2

・レムは、たいらじゅんくんを、、、愛しています。(Re:ゼロから始める異世界生活

・垂直落下式たいらじゅん(ブレーンバスター)

・たいらじゅんはこの瞳で嘘をつく(僕はこの瞳で嘘をつく)

・♪余計な~もぉのなど、たいらじゅん(SAY YES)

・♪た~いら~じゅん~(石焼き芋

青春ブタ野郎はたいらじゅんの夢をみない(青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない)

・え~、外れるのはじゅん。たいらじゅん(サッカー岡田監督。外れるのはカズ)

・鬼か!魔物か!たいらじゅんか!(プロレス名実況)

・私達、普通のたいらじゅんに戻りたい(キャンディーズ

 

くだらない。

個人的にはたいらじゅん2(エイリアン2)が好きだ。

 

いきなり話が戻るけど、弟切草は、一定条件をクリアすると、やたらエロワードが飛び交う「ピンクのしおり」というモードが出現する。

もう約30年前のゲームなのだが、プレイできる環境にある人には是非ともおすすめしたい。その際には、ピンクのしおりモードで、フルネームで悦に浸るのもいいだろう。

 

 

一応、僕がこの日記で述べている、弟切草のバッドエンドが収録されたゲーム実況動画を貼っておく。


最終回【SFC 弟切草】ついにエンディング!二人の行方は・・・【ホラー】

 

ちなみにこの作品のあとに、かの名作サウンドノベルかまいたちの夜」が発売された。

 

おわり

2020年5月5日(火) 今日はプロレス好きとのSkype集会

今夜はお出かけの日だ。

行きつけのラーメン屋さんに行く。

そのラーメン屋さんの大将はプロレス好きで、昨年から良いお付き合いをさせてもらっている。

このコロナ過、倒産する企業や自殺などの暗いニュースをぼちぼちと目にするようになってきた。

僕は雇われの会社員であり、今のところ休業の予定もないので、生活面で困る状況にはないが、大将のように自分でお店を切り盛りしている人達は、本当に大変な状況に置かれていると思う。

大将も、テイクアウトやデリバリーなど、新しいことにチャレンジしながら踏ん張っている。

だからせめて、1~2週間に1回ぐらいはお店に顔をだして、少しは元気になってもらえるように、また、少しでもお店にお金を落とそうという行動をしている。

 

前にも同じようなことを書いた

jyunbo.hatenablog.com

 

ふと、思った。

次回、お店に顔を出したときに、プロレス好きの大将を含め、みんなで「オンライン飲み会」ができないかな…と。

 

そこで、繋がりのある皆さんに、連絡をとり今日に至る。

日程を調整する連絡だけでも、みんな元気そうでなによりだった。

ちなみに、大将を含め、全員以下のyoutubeチャンネルで知りあった。

 

www.youtube.com

 

昨年にも一度Skype集会を行ったのだが、およそ半年振りの集会だ。

 

さてと、これから準備にかかります。

楽しみだな~。

 

 

おわり

2020年5月4日(火) 山梨帰省女性への過剰なバッシングに思ったこと

 

夕べ、僕はこのようなツイートをした

 

これは、この日記を書いている今現在もTwitterでトレンド入りしいている、東京から山梨へ帰省した女性の件の事を呟いている。

 

詳細は以下のリンクで↓

山梨に帰省の感染女性が虚偽報告「犬心配だった」 上京は陽性判明後 濃厚接触者も陽性(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

今現在も、彼女に対するバッシングが激しく乱れ飛んでいる。

そして思う…

 

愛がたりない。

いつも感じる。

 

悪いことを悪いと言うのは良いことだと思うし、むしろ必要だ。

今回の帰省の女性の場合は、虚偽もそうだし、他人へ感染させてしまったということも判明した為、そういう悪かった所はきちんと指摘されるべきだと思う。

ただ、彼女や芸能人(最近だとナイナイの岡村さん)のように、炎上する件については、罵詈雑言や罵倒、誹謗中傷が並び、反省して欲しいとか、何がいけなかったのかわかって欲しいというような、少しは手を差し伸べるようなツイートを見ることが、100あれば1ぐらいしかみない。

社会的抹殺。圧倒的な断罪。

正義を振りかざす言葉の数々が人間一人に集中し、人格を否定し、社会復帰の可能性を1ミリも残そうとしない。言葉のナイフは心を八つ裂きにし、生きることを許さない。

また擁護する者もその対象となる危険性があるので、擁護したくてもできない人達も多い。

いわゆる「魔女狩り」というのはそういうものなのかもしれない。

 

これは僕の性格なのだろう。いつも叩かれる側のそばに立ってしまう。

別に僕が「優しい人」というアピールをしたいわけではない。

僕は馬鹿だから、どの言葉を用いてこの気持ちを表現すればいいのか分からない。

慈しみ、いや、憐れみ、だろうか…。

 

自分で思う。

なんでこんな面倒くさい性格なんだろうなと。

正直、生きにくい世の中だと感じる。

とても感じる。

 

多数派のように、叩く側に立ち回ることができれば、痛みを覚えないし、楽に生きていくことができるのだろう。

 

ただ、どこか反発する心理が、今も心の奥底に眠っている。

最近よく目にする【叩かれて当然】【みんな我慢している】【協調性】という言葉に、拒絶反応や反発している自分がいる。

まるで10代。

遅れてきた反抗期だ。

 

僕はとりわけ、40歳を越えたあたりから「どうなりたいか?」よりも、「どう生きるか?」「どうあるべきか?」という、「生き方」を模索し、これまで以上に深く深く考えるようになった。

その僕の生き方のひとつに「誰にも左右されない自分」という我がままな思想がある。

全ての道は自分で決める。

人のせいにしない。社会のせいにしない。国のせいにしない。

周りの人がなんと言おうが、社会がなんと言おうが、道徳がなんと言おうが、自分の心に正直な方へ進むし、大切な人達に寄り添う。

そんな僕の心は、帰省した彼女は【叩かれて当然】だとは思わないし、【みんなが我慢している】という言葉は、がんじがらめに縛り付ける為の鎖のように感じるし、【協調性】は自由を奪う脅しにしか聞こえない。

そんな思想のひとつひとつが遅れてきた反抗期を生んでいるのかもしれない。

ただ、抗うことは簡単なことではないし、とても難しいことなんだけどね。

 

だめだ。話がまとまらない。

帰省した女性への過剰なバッシングについて思うことから、なんか自分の思想へと話が逸れてしまった。

でもね、心の中では、帰省女性のバッシングの件と僕の思想は繋がりを感じていて、どこかで響いていることを感じてやまない。

ただ、うまくまとめることができない。

伝わるだろうか…?

これも、勉強してこなかった報いかもしれないな。

 

彼女はいつか救われるのだろうか?

そもそも、傷ついていないかもしれないし、むしろ彼女は、罵詈雑言を浴びせるそんな世間に中指を立てて笑っているのかもしれない。

僕は彼女と1ミリも接点はないし、僕の人生には全く関係のない人物だ。

そんな彼女に「救われるだろうか?」なんて勝手に想像を膨らまし胸を痛めるのも無駄なことのように感じる。

考えれば考えるほど訳がわからなくなってきた。

 

ただ「何かが違う」と、違和感を感じた気持ちは、どうあろうと本当のことだ。

そう思えたことだけでも、いろいろな考えを巡らせることが出来ただけでも、僕にとっては価値のある瞬間だったのかもしれない。

 

 

おわり

2020年5月1日(金) 読書「きのうの春で、君を待つ」感想

遂にライトノベルデビューした。

元々、本を読むことは好きなほうだが、ライトノベルを読むのは初めてだ。

アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」でライトノベルに興味を持ち、そのRe:ゼロから~…と一緒に購入したのがこの「きのうの春で、君を待つ」だ。

 

 

「きのうの春で、君を待つ」は、ライトノベルやアニメの紹介をしているyoutuber「テルチャンネルTERU」さんが動画で紹介したことで知ることになった。

 


今ここにタイムリープの名作ラノベが誕生!『きのうの春で、君を待つ』の感想レビュー【4月の新作ラノベレビュー】

 

いや~、、、良かった!非常に。

言葉をあてはめるとしたら「青春」「恋」「ミステリー」でしょうか。

 

 

↓あらすじをストーリー仕立てで↓

 

四月六日。

俺は幼馴染の保科あかりと公園で待ち合わせをしていた。

俺が見舞われている事態について知っていることがあるのだと言う。

 

あの日…。四月一日のあの日から、俺は全く理解できない事態に見舞われていた。

廃集落にある公園。島に18時を知らせる「グリーンスリーブス」のメロディが、あちらこちらに設置されたスピーカーから流れる中、俺は祠にあったひび割れた石に手を触れた。途端、、、

意識を無くした。

 

気がつけば四月五日の18時だった。

しかも、あかりの兄である保科彰人が四日前に死んだことを妹から聞かされ、これから通夜へ向かうのだと言う。

訳のわからないことばかりだ。

なぜ俺は四月五日に飛んだのか?空白の四日間。その間なにがあったのか?なぜ彰人が死んだのか?

その秘密を、あかりは知っていると言うのか…

 

俺は遅れて公園に到着した。あかりの姿があった。

そして、にわかには信じがたいことを語り始めた。

「いい?カナエ君はこれから空白の四日間を遡りながら体験することになる」

まったく理解できない俺のために、木の枝を拾って、地面に書いて説明してくれた。

 

「これから、カナエ君は“1日進んで2日戻る”という体験をするの。それをカナエ君は「ロールバック」と呼んでた。過去の私にそう教えてくれた。」

 

1日進んで2日戻る。なんなんだよ…それ…。

 

そしてハッとする。

「彰人が亡くなったのって、いつだ?」

「四月二日、午前0時から2時の間」

もしこのままロールバックが進むと、彰人の死を防げるんじゃないのか…。

 

あかりは言う「お兄ちゃんを救って」

 

携帯の時計は17時57分を表示していた。

あかりの話、いや、過去の俺の話が本当だとしたら、18時には二日前の四月四日18時へとタイムリープするはずだ。

「彰人を救う」

18時を告げるグーリンスリーブスが響く。刹那…

あかりが嗚咽をあげて泣き始めた。

「ど、どうしたんだ?気分が悪いのか?」

「私は、カナエ君に任せる。だから…過去の私を、お願い!」

 

気がつくと四月四日の18時。そこにいた。

 

 

時を遡りながら、明らかになっていく真実。そして、保科あかりの悲しい過去。

途中、非常に苦しい展開になった。

そして終盤。

主人公のカナエは、大きな選択を迫られる。

 

僕は、良い物語を読んだ(観た)あとって、現実には存在しない登場人物たちに「幸せになって欲しい」と思ってしまうんだよね。

この作品はまさにそういう気持ちになった。

 

また、ライトノベルは読みやすいということは知っていたのだけど、本当に読みやすかった。

300ページ以上あるけど、サッと読めた。

時間をもうければ1日で読めるだろうな。

 

次は、Re:ゼロから始める異世界生活か、積ん読したままのマチネの終わりにを読む。

読み終えたら、また感想を書こう。

 

 
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池田綾子 Greensleeves (グリーンスリーブス)

2020年4月29日(水) 自己をみつめる時間

 

ここ最近、こうして仕事帰りに公園のベンチに腰かけて、買ってきた酎ハイと適当な惣菜で一杯やって帰ることが多い。

最高であり、贅沢な時間だ。
所謂「電子機器」は鞄にしまってさ、ボーッとしてるの、なんか好き。
自然を感じたり、物思いに更けたり、今読んでいる本の世界を想像したり、井戸端会議に聞き耳を立てたり、ジョガーを目で追ったり、、、。

 

電気なんて存在しない時代の昔の人って、こうして一人でいる時って、なにか考え事したり、自分に向き合っていたりしたんじゃないだろうか?と思う。
僕はこうやって公園で入り浸るようになって、特に自分に向き合うことが多くなった。

見たこと、聞いたこと、読んだこと、経験したこと、思ったこと、気付いたこと。
頭の中、心の中で散り散りになった思考や感情を丁寧に丁寧に手繰り寄せ、ひとつのベクトルを完成させて“自分”という人生哲学を構築していく作業のようなもの。

 

 

・・・

 

 

酔ってますな…

 

自分に(笑)

 

僕は馬鹿たからさ、こういう時間をもうけないと、自分の深いところをみつめることさえ出来ないような男なのだ。


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