移ろう季節
先日、ふと暦に目をやりました。
「そっか、もう9月なのか。」
そういえば、いつもの散歩道の木々の緑葉に、ちらほらと黄色がかったものや、散っている葉を見かけるようになったし、稲穂もだいぶ育っているように感じる。
まだまだ暑いけど、ピーク時と比べたらだいぶ気温も落ち着いた。ま、酷暑時の42℃とか異常な暑さと比べるのもどうかと思うけど。
黄昏時も早く訪れるようになった。
移ろう季節。秋はもうすぐ。
そうこう考えていると、僕が初めて救急搬送された日から1年を超えていたことにようやく気付いた。
今思い出すだけでもちょっと恥ずかしい話し。
今回はすこしだけ勇気をだして書いてみよう。
長くなりますが、順序だてて書いてみたいと思います。
2017年7月29日(土曜日)
太陽。夏真っ盛り。そして休日。
その日は、いつもの様に部屋を掃除し、図書館へ出かけ、帰宅した後は昼寝をしていたと思う。
ふと気付くと、近くの学校(高校)から、なんだか頻繁にアナウンスが聞こえる。
てっきり陸上競技大会みたいなのをやっているのかなと思って無視してゴロゴロしてたのだけど、どうも様子が変だ。
夕方になっても聞こえてくるし、体育会にしては和風な音楽ばっかり流れている。
ハッとした僕は、「ガバッ!」と起き上がり、すぐに窓をあけて、音が聞こえるほうへ耳をやった。
「これは何かのイベントかもしれない。」
そう思って、音楽の聞こえる場所へと歩いていった。
この頃の僕は、沖縄から越してきて約1年は経過していましたが、ここ愛知県で、お祭りやイベントなどに遊びに行ったことがなく、なんとなくそういうの行きたいなという気持ちになっている頃でした。
会場についてみると、そこは学校ではなく、その隣の広場でした。
やぐらが組まれていて、すでに地域のサークル的な方々が盆踊りを踊っています。
正直、盆踊りには興味がなかったのですが、お祭りの雰囲気は好きです。家族連れも多く、子供たちは屋台で買った光るおもちゃを手にそこらじゅうで走ってます。
そのはしゃぐ声がなんだか嬉しい。
小さな会場ですが、数店舗出店があったので、周囲をブラブラしながらビールを探します。すると、よく見る顔がそこにはありました。
いつも良くしてもらっているコンビニの店員の皆さんでした。ビールを販売しているのはここだけだったのですが、残念ながら売り切れorz。
そのまましばらく談笑していたのですけど、盆踊り以後はなにもないみたいだし、お祭りもそろそろ終わりそう。
ま、雰囲気だけは楽しめたし、もういいかなと思って、会場をあとにしたのです。
ところが…。
完全なる飲みモード
気持ちが完全な飲みたいモードになっていて、どうも気持ちがすっきりしませんでした。
そこで思ったのが、家の近くにあるお寿司屋さん。
引越してきてから、ずっと行きたいなと思っていたお店ですが、20時ぐらいには閉まりますし、なかなかタイミングが合わなかったこともあり、ずっと行けずじまいでした。
いい機会だと思い、行ってみることにしました。
いいお店でしたね。
テーブル席もありますが、基本的にはカウンター席でお寿司を楽しむようです。
家族経営で、どちらかといえば会話しながら食を楽しむお店でした。
ちなみに、僕は痛風もちでして、普段はあまりビール飲んだり、海産物食べたりはしないのですが、この日は、お寿司だけではなく、ウニやら蟹味噌やら、数年ぶりにがっつり頂きました(ビールは1杯でストップしましたが)。
思ったより早く閉店してしまったので、飲み足りない僕は、これまた近所の中華食堂へ。
焼酎をけっこう呑んだと思います。
単なる酔っ払いと化した僕は、幸せ気分で家へ帰って眠りについたのです。
2017年7月30日(日曜日)
それは突然でした。
胸に違和感を感じます。
ギューッ!と誰かに心臓を掴まれている感じといえばいいでしょうか。
苦しいのです。
目を覚ました僕は、とりあえず時計を見ます。午前7時頃だったと思います。
僕は少し様子を見ることにしました。
実は、この2日前、仕事中に同じような症状がおきていたのですが、その時は5分ほどで収まっていたので、今回も様子を見ることにしたのです。
ところが、治まるどころか、どんどん酷くなっていきます。かれこれ15分以上は経過していたと思います。
やがて、びっくりするほど大量の冷や汗が体中から噴出します。
その瞬間耐えることをやめた僕は、携帯に手を伸ばし、生まれて初めて119番へ電話するのでした。
なぜか冷静に淡々と準備をする。そして…
電話を終えた僕は、とりあえず、すくっと立ち上がり、玄関を開けっ放しにして、財布、充電器、ipadをかばんに入れ、鍵と携帯を握り、また布団へと転がります。
今思えば、なんか可笑しい。
あんなに苦しんでたのに、なぜかこの時だけは冷静に(というか、冷静なふりだったような気がします)、ちゃっちゃと行動してた記憶があります。
でも、僕はちょっと懸念していたことがあったのですが、これはまたあとで書きます。
遠くで、サイレンが聞こえ、そしてそのまま遠くで音は止まりました。
おそらく住宅街に入ってきたのでサイレンを止めたのでしょう。
しばらくして「大丈夫ですかー!」という声と共に、4名ほどの救急隊員が入ってきます。なんて返事をしたのかは覚えていません。
隊員は僕の体を触るなりすぐに、「か、体が冷たい!」と言葉を漏らしていました。
たぶん、大量の冷や汗をかいたままクーラーに直にあたっていたことも原因だったと思います。
隊員さんは流石に冷静で、それでもテキパキとしていたような気がします。
そんな時、女性の隊員がいる事に気付きました。
こ、これはかなりやばい…。
こんな事言うのは駄目かもしれませんが、女性隊員が視界に入ったとき、もう心臓どころの話ではなくなってしまいました。
それはなぜか…。
先ほど、懸念していたことがあると書いたのですが、遠まわしにいいますと、、、
当時39歳ではありましたが、一応、僕は男なのですよ。生物学的に。
男ってさ、、、
朝、、、
元気になるところが、、、
あったりするのですね。。。
別にやましい事を考えてたとか、、、
へんな夢をみたとか、、、
ムラムラしてたとか、、、
そんなんじゃないのに、、、
、、、
そんなんじゃないのにぃぃぃ~!
「男」「朝」「元気」
しかも薄着。
お願いだから運転席に行ってこっちにくんなと思った。
そして元気なそいつに「お前はいい加減落ち着いてくれ!」と願った。
でも絶対落ち着かない。
そうこうしているうちに、ストレッチャーに乗せられ、ガラガラと運ばれます。
よりによって足側のほうに女性隊員((ノД`)トホホ)。
野次馬の気配を感じていたので、周りはいっさい見ず、僕はとりあえず顔を腕で隠し、救急車に乗せられました。
(あとで聞いたのですが、大家さんがてんやわんやしていたみたいです。)
車内でも相変わらずその女性隊員は僕の足側に。
恥ずかしすぎて顔はずっと見ていません。
なので車内の様子もあまり覚えていません。
「これを飲んだり噛んだりせずに、舌の裏側の方で溶かしてください。」
その隊員はそう言って錠剤を口の中に入れてくれました。ニトロってやつですね。
そして、そっと毛布を被せます。
そっと毛布を被せます。。。
なんでそっと毛布を被せたのでしょうか?
たぶんみられたのでしょうね。
もう恥ずかしくて恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかったです。
なんだかこう書いていると、「本当はお前、元気だったんじゃねぇの?(いろんな意味でw)」と思われそうですが、めちゃくちゃ苦しかったのは本当なんです。
ま、そんなこんなで、豊田厚生病院に搬送されます。
そこから数日間の入院があるのですが、そこでもまたちょっと恥ずかしいことがありました。
今回はさすがに長くなりすぎなので、それはまた次回に。
今回の記事内容を動画にしてます。
ではでは。
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【見るとほっぺが赤くなる】恥ずかしい話!!! - NAVER まとめ
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