no no darlin'
CHAGE&ASKAが大好きです。
初めてCHAGE&ASKAを聴いたのは小学生の頃だったと思う。
当時人気の歌番組「夜のヒットスタジオ」によく出演していたと記憶している。
小学生のクセに「恋人はワイン色」という、大人のラブソングをよく口ずさんでいた(笑)
CHAGE&ASKAのすごいな思うところは、子供の頃に聴いていた好きな曲が、大人になって改めてその意味や世界観を知り、さらに好きになっていくところだと思う。
もっといえば、歳を重ねるごとに、その時の感情次第で、その楽曲に対する印象がガラリと変わる。
あの頃の思い出の曲というだけではなく、聴くたびに常に新しい感情をプレゼントしてくれる。
不思議だ。
「no no darlin'」
この曲は僕が中学生の頃にヒットした曲だった。
当時の僕はヒット曲として普通に聴き流していたのだろう。
あまり歌詞の意味や世界観を感じとれていなかった。
ところが、僕が40歳になった時、改めてno no darlin'を聴いてみると、一つ一つの言葉の素敵さに心が洗われ、楽曲のもつ優しい世界観に感動をしたのを覚えている。
そして、急変化した現代の音楽シーンと比べても、抜群にオシャレ感に満ちた曲調になっている。
仕事中でさえずっと口ずさんでいた。
この記事のタイトルにもしている♪土曜の夜は朝まで君を抱く
とか、
♪振り向く度に僕を許している 急いでは悲しませた 君の瞳に甘えた
とか、なんて素敵な表現なんだろう。
ASKAが男性の心情を歌い、サビではCHAGEが女性の心情を歌うという構成になっていて、インタビューだったかライナーノーツだったか忘れたけど、ASKAさんは歌詞を考えている際に、大田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」が頭によぎったと語っていた。
サビの♪no no darlin'~、木綿のハンカチーフの♪いいえ、あなた~
なんて、まさにそうですね。
no no darlin'は朝(午前中)に聴くと格別によく聴こえる。
太陽の角度が、まだ東に位置する時に聴く。
なぜ、朝がいいのかはわからないけど「新しい」が始まる予感を感じるからだろうか。
それとも、やさしい曲調が、まだ色をつけていない真っ白な心に、ぬくもりを与えてくれるからだろうか。
逆に夜に聴くと、記憶を探り、好きだった人達のことを思い出す。
幸せにやっているだろうか?
元気にやっているだろうか?
笑って日々を過ごしているだろうか?
no no darlin'は、CHAGE&ASKAの公式チャンネルでライブ映像がアップされている。
みんなにも聴いてほしいな。
やさしい気持ちになれる。
懐かしさを感じる。
幸福感を感じる。
きっと、その心を包み込んでくれるよ。
おわり