遂にライトノベルデビューした。
元々、本を読むことは好きなほうだが、ライトノベルを読むのは初めてだ。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」でライトノベルに興味を持ち、そのRe:ゼロから~…と一緒に購入したのがこの「きのうの春で、君を待つ」だ。
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「きのうの春で、君を待つ」は、ライトノベルやアニメの紹介をしているyoutuber「テルチャンネルTERU」さんが動画で紹介したことで知ることになった。
今ここにタイムリープの名作ラノベが誕生!『きのうの春で、君を待つ』の感想レビュー【4月の新作ラノベレビュー】
いや~、、、良かった!非常に。
言葉をあてはめるとしたら「青春」「恋」「ミステリー」でしょうか。
↓あらすじをストーリー仕立てで↓
四月六日。
俺は幼馴染の保科あかりと公園で待ち合わせをしていた。
俺が見舞われている事態について知っていることがあるのだと言う。
あの日…。四月一日のあの日から、俺は全く理解できない事態に見舞われていた。
廃集落にある公園。島に18時を知らせる「グリーンスリーブス」のメロディが、あちらこちらに設置されたスピーカーから流れる中、俺は祠にあったひび割れた石に手を触れた。途端、、、
意識を無くした。
気がつけば四月五日の18時だった。
しかも、あかりの兄である保科彰人が四日前に死んだことを妹から聞かされ、これから通夜へ向かうのだと言う。
訳のわからないことばかりだ。
なぜ俺は四月五日に飛んだのか?空白の四日間。その間なにがあったのか?なぜ彰人が死んだのか?
その秘密を、あかりは知っていると言うのか…
俺は遅れて公園に到着した。あかりの姿があった。
そして、にわかには信じがたいことを語り始めた。
「いい?カナエ君はこれから空白の四日間を遡りながら体験することになる」
まったく理解できない俺のために、木の枝を拾って、地面に書いて説明してくれた。
「これから、カナエ君は“1日進んで2日戻る”という体験をするの。それをカナエ君は「ロールバック」と呼んでた。過去の私にそう教えてくれた。」
1日進んで2日戻る。なんなんだよ…それ…。
そしてハッとする。
「彰人が亡くなったのって、いつだ?」
「四月二日、午前0時から2時の間」
もしこのままロールバックが進むと、彰人の死を防げるんじゃないのか…。
あかりは言う「お兄ちゃんを救って」
携帯の時計は17時57分を表示していた。
あかりの話、いや、過去の俺の話が本当だとしたら、18時には二日前の四月四日18時へとタイムリープするはずだ。
「彰人を救う」
18時を告げるグーリンスリーブスが響く。刹那…
あかりが嗚咽をあげて泣き始めた。
「ど、どうしたんだ?気分が悪いのか?」
「私は、カナエ君に任せる。だから…過去の私を、お願い!」
気がつくと四月四日の18時。そこにいた。
時を遡りながら、明らかになっていく真実。そして、保科あかりの悲しい過去。
途中、非常に苦しい展開になった。
そして終盤。
主人公のカナエは、大きな選択を迫られる。
僕は、良い物語を読んだ(観た)あとって、現実には存在しない登場人物たちに「幸せになって欲しい」と思ってしまうんだよね。
この作品はまさにそういう気持ちになった。
また、ライトノベルは読みやすいということは知っていたのだけど、本当に読みやすかった。
300ページ以上あるけど、サッと読めた。
時間をもうければ1日で読めるだろうな。
次は、Re:ゼロから始める異世界生活か、積ん読したままのマチネの終わりにを読む。
読み終えたら、また感想を書こう。